ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボリックシンドローム高齢患者の循環器および代謝におけるケルセチンの効用

Cardio-metabolic benefits of quercetin in elderly patients with metabolic syndrome

要旨:
60歳以上のメタボリックシンドローム患者123名を対象とする、臨床研究。2群に分け、介入群はケルセチン80 mgを1日3回、3か月間服用した。対照群には、プラセボを投与した。ケルセチンは服用前のベースラインと比較して、体重(−0.32 kg)およびBMI(−0.12 kg/m2)を減少させ、血圧(収縮期: −7.7 mm Hg、拡張期: −4.1 mm Hg)を下げた。ケルセチンはまた、血中コレステロール値TC: -0.44 mmol/L、LDL: -0.41 mmol/L)・空腹時インスリン値(−2.01 μU/mL)・経口グルコース負荷試験における2時間後の血糖値(−0.78 mmol/L)を有意に改善した。