ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)間の非共有結合性の相互作用: 熱安定性・構造・in vitro消化

Investigating the Non-Covalent Interactions Between Rutin and Superoxide Dismutase: Focus on Thermal Stability, Structure, and In Vitro Digestion

要旨:
ルチンとスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)との相互作用における、pHと濃度比の影響を評価した。ルチン/SOD 5:1の濃度比でpH 4が熱安定性を最大化して、溶融温度が67.8℃で、半減期は176分であった。分子ドッキングと分子動力学シミュレーションの結果、両者の間には水素結合と疎水性相互作用が存在し、pHによって結合部位が変化した。複合体の消化安定性は、pH 5~6で最も高くなった。