環境安定性と生体アクセス性を高めた界面結晶化オレオゲル乳濁液によるケルセチンの送達
Fabrication of interfacial crystallized oleogel emulsion for quercetin delivery with enhanced environmental stability and bioaccessibility
- 出典:
- Journal of the Science of Food and Agriculture
- 2024
- 104
- in press
- DOI:
- 10.1002/jsfa.13992
- 要旨:
- ケルセチンのバイオアベイラビリティの低さを克服すべく、界面結晶化オレオゲル乳濁液による送達を考案した。界面結晶化における、結晶密度と油相中の蜜蝋の含有量との間には正の相関関係を認めた。蜜蝋の添加は、オレオゲル乳濁液のケルセチンの負荷容量を大幅に増加した。すなわち、200 mg/gの蜜蝋濃度にて負荷容量が285.55% 向上し、UVおよびカルシウムイオンに対する環境安定性が向上した。また、模擬消化実験にてケルセチンの生体アクセス性の向上を確認した。