ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ポリアスパラギン酸とカルボキシメチルセルロースから成る抗酸化ヒドロゲルにケルセチンを加え、火傷被覆材として利用する

Antioxidant hydrogel from poly(aspartic acid) and carboxymethylcellulose with quercetin loading as burn wound dressing

著作名:
Jingjing Zhu
Kaiyue Zhang
Yu Zhang
Chengyan Zhou
Zhe Cui
Wenjuan Li
Yong Wang
Jianglei Qin
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2024
282
137323
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2024.137323
キーワード:
ヒドロゲル
抗酸化作用
ケルセチン
抗炎症作用
抗菌活性
火傷
マウス
創傷治癒
動物実験
要旨:
ポリコハク酸イミドより合成したポリ(アスパラギン酸ヒドラジド)を、酸化したカルボキシメチルセルロースと反応して、Schiff塩基で架橋した生分解性ヒドロゲルを調製した。得られたヒドロゲルはフリーラジカルを消去して、抗酸化作用を示した。ヒドロゲルでケルセチンを封入すると、抗炎症作用と抗菌活性が付与された。火傷のマウスにケルセチンを含むヒドロゲルを適用すると、創傷治癒を加速した。