タウリンと酵素処理イソケルシトリンはメトトレキサートがラットに誘発した心毒性を相乗的に軽減する: 抗酸化作用と抗アポトーシス作用
Taurine and enzymatically modified isoquercitrin synergistically protect against the methotrexate-induced cardiotoxicity in rats: antioxidant and antiapoptotic effects
- 出典:
- Drug and Chemical Toxicology
- 2024
- 47
- in press
- DOI:
- 10.1080/01480545.2024.2424282
- 要旨:
- メトトレキサートで惹起した心毒性のモデルラットに、タウリン・酵素処理イソケルシトリン(EMIQ)・両者の組合せをそれぞれ投与した。メトトレキサートは、心組織のMB型クレアチンキナーゼ・トロポニン・一酸化窒素・マロンジアルデヒドを上昇し、ミエロペルオキシダーゼ・カタラーゼ・SODは減少した。メトトレキサートはまた、DNAのラダーリングと断片化を促進し、心組織のカスパーゼ-3を上昇して、アポトーシスを誘導した。タウリンとEMIQはこの様な異常を改善したが、単独投与時に比べて組合せがより良好な効果を示した。