ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ブロイラーにおける磁鉄鉱ナノ粒子とケルセチンの革新的な統合効果: 成長・抗酸化および免疫防御・ウェルシュ菌感染の制御

Innovative unified impact of magnetite iron nanoparticles and quercetin on broiler chickens: performance, antioxidant and immune defense and controlling of Clostridium perfringens infection

要旨:
1日齢のブロイラー雛を4群に分け、以下の条件で38日間飼育した。1) 通常の餌、2) 通常の餌+ケルセチン300 mg/kg、3) 通常の餌+磁鉄鉱ナノ粒子60 mg/kg、4) 通常の餌+ケルセチンを担持した磁鉄鉱ナノ粒子300 mg/kg。21~23日目に、ウェルシュ菌を感染させた。ウェルシュ菌の感染はブロイラーの成長を妨げたが、4)のみは他3群と比べて体重の増加と死亡率の減少が顕著であった。ケルセチンを担持した磁鉄鉱ナノ粒子は、ウェルシュ菌のコロニー形成を抑制し、毒性遺伝子の発現を減少し、腸内細菌叢における乳酸菌とビフィズス菌が占める割合を増大した。