ルチンによるSrcキナーゼの阻害は、糖尿病性腎症における高血糖が誘発したEGFR/ERKトランス活性化を抑制する: ネットワーク薬理学と実験を統合したアプローチ
The inhibition of rutin on Src kinase blocks high glucose-induced EGFR/ERK transactivation in diabetic nephropathy by integrative approach of network pharmacology and experimental verification
- 出典:
- Phytomedicine
- 2024
- 135
- 156220
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2024.156220
- 要旨:
- 糖尿病自然発症性のdb/dbマウスにルチンを投与すると、血糖と蛋白尿を減少し、腎機能を改善して、腎保護効果を示した。ルチンがSrcキナーゼを阻害した結果、リン酸化されたEGFRとERKが減少して、糸球体上皮細胞の損傷の原因となるEGFR/ERKトランス活性化を抑制した。ルチンはまた、抗酸化作用を発揮して腎組織の活性酸素種を低減し、SODを始めとする抗酸化物質を上昇した。