ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは放射線増感剤として、乳癌細胞MCF-7における放射線治療効果を高める

Quercetin as a radiosensitizer for enhanced efficacy of radiotherapy in MCF-7 breast cancer cells

著作名:
Mohammad Banparvar
Hamid Saeidi Saedi
Mona Haddad Zahmatkesh
出典:
Journal of Current Oncology and Medical Sciences
2024
4
925–935
DOI:
?
キーワード:
放射線
乳癌
MCF-7
ケルセチン
放射線増感剤
要旨:
2~3 Gyの放射線を照射したヒト由来乳癌細胞株MCF-7は対照と比べて顕著に、コロニー数が減少し、SODとカタラーゼの活性が低下し、微小核の数は増加した。予めケルセチンを投与して放射線を照射すると、これらの抗癌効果が増強された。よってケルセチンには、癌の放射線治療効果を高める増感剤としての機能がある。