ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Zygophyllum simplex由来イソラムネチン-3-O-β-D-グルコシドの、HPLC-PDAにおける挙動とin vivo抗炎症作用

HPLC-PDA and in vivo anti-inflammatory potential of isorhamnetin-3-O-β-D-glucoside from Zygophyllum simplex L.

要旨:
Zygophyllum simplexは西アジアとアフリカの乾燥地域に分布する植物で、伝統療法にて炎症の治療に用いられている。Z. simplexのメタノール抽出物の酢酸エチル画分をLH-20カラムに付し、イソラムネチン-3-グルコシドを単離した。イソラムネチン-3-グルコシドの抗炎症作用として、カラギーナンで惹起したラットの足のむくみを顕著に改善し、血中のPGE2・IL-1β・IL-6を低減した。