ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは好中球細胞外トラップを阻害し、細胞膜と先体の完全性を維持して、ヤギ精子の運動性を保護する

Quercetin Protects Goat Sperm Motility by Inhibiting Neutrophil Extracellular Traps and Maintaining Plasma Membrane and Acrosome Integrity

要旨:
好中球細胞外トラップは精子を捕捉して、精子の運動性を損なうため、不妊の原因になる。多形核好中球(PMN)はヤギの精子の生存率と運動性を低下したが、ケルセチンは両方とも向上した。PMNは好中球細胞外トラップを介して精子を捕捉したが、精子の刺激に起因するPMNの放出は、ケルセチンが阻害した。PMNは活性酸素種とマロンジアルデヒドを上昇して、精子の細胞膜と先体に完全性を侵害したが、これらもケルセチンが軽減した。