ラット胎児の頭蓋冠から分離した骨芽細胞にて、ケルセチン代謝物は抗酸化応答を上方調節する
Quercetin Metabolites Up-Regulate the Antioxidant Response in Osteoblasts Isolated From Fetal Rat Calvaria
- 出典:
- Journal of Cellular Biochemistry
- 2015
- 116
- 1857-1866
- DOI:
- 10.1002/jcb.25141
- 要旨:
- ラット胎児の頭蓋冠から分離した骨芽細胞に、ケルセチンもしくはその代謝物(イソラムネチン、ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体)を20 μMの濃度で投与した。ケルセチンとイソラムネチンは、抗酸化応答因子であるHO-1とGCLCの発現をmRNAと蛋白質の両方のレベルで上方調節したが、ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体は有効ではなかった。また、ケルセチン/イソラムネチン/ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体 1:1:2の混合物は、相乗効果を示さなかった。