ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラット胎児の頭蓋冠から分離した骨芽細胞にて、ケルセチン代謝物は抗酸化応答を上方調節する

Quercetin Metabolites Up-Regulate the Antioxidant Response in Osteoblasts Isolated From Fetal Rat Calvaria

著作名:
Jonathan G. Messer
Robin G. Hopkins
Deborah E. Kipp
出典:
Journal of Cellular Biochemistry
2015
116
1857-1866
DOI:
10.1002/jcb.25141
キーワード:
骨芽細胞
ケルセチン
イソラムネチン
ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体
抗酸化応答因子
要旨:
ラット胎児の頭蓋冠から分離した骨芽細胞に、ケルセチンもしくはその代謝物(イソラムネチン、ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体)を20 μMの濃度で投与した。ケルセチンとイソラムネチンは、抗酸化応答因子であるHO-1とGCLCの発現をmRNAと蛋白質の両方のレベルで上方調節したが、ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体は有効ではなかった。また、ケルセチン/イソラムネチン/ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体 1:1:2の混合物は、相乗効果を示さなかった。