ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)が誘発した細胞死および酸化ストレスから、抗線維性TNGQペプチドとルチンとの組合せがβ細胞を保護する

Influence of anti-fibrillation TNGQ peptide and rutin combination on β-cell cytoprotective effects against IAPP-induced cell death and oxidative stress

要旨:
テトラペプチドThr-Asn-Gly-Gln (TNGQ)とルチンとの組合せは、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)のフィブリル化を抑制した。組合せはルチン単独作用時と比べて顕著に、フィブリル化したIAPPがインスリノーマ細胞株RIN-mに誘発した細胞死を減少した。組合せはまた、同細胞の活性酸素種を30%低下する一方で、グルコースの刺激によるインスリン分泌には影響を与えなかった。