膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)が誘発した細胞死および酸化ストレスから、抗線維性TNGQペプチドとルチンとの組合せがβ細胞を保護する
Influence of anti-fibrillation TNGQ peptide and rutin combination on β-cell cytoprotective effects against IAPP-induced cell death and oxidative stress
- 出典:
- Biochemical and Biophysical Research Communications
- 2024
- 739
- 150976
- DOI:
- 10.1016/j.bbrc.2024.150976
- 要旨:
- テトラペプチドThr-Asn-Gly-Gln (TNGQ)とルチンとの組合せは、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)のフィブリル化を抑制した。組合せはルチン単独作用時と比べて顕著に、フィブリル化したIAPPがインスリノーマ細胞株RIN-mに誘発した細胞死を減少した。組合せはまた、同細胞の活性酸素種を30%低下する一方で、グルコースの刺激によるインスリン分泌には影響を与えなかった。