ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アクリルアミドがラットに誘発した坐骨神経損傷における、ルチンによる保護効果とメカニズム

The protective effect of rutin on sciatic nerve injury in acrylamide-exposed rats and its mechanisms

著作名:
Suqiu Dong
Chunmei Zhang
Yunjue Wang
Shuping Liu
Junhua Yang
Lixia Li
Yuxin Ma
Jing Liu
出典:
Food and Chemical Toxicology
2024
195
115106
DOI:
10.1016/j.fct.2024.115106
キーワード:
坐骨神経損傷
ラット
ルチン
抗酸化作用
ERK1/2
動物実験
要旨:
アクリルアミドで惹起した坐骨神経損傷のモデルラットに、ルチンを投与した。ルチンはSOD活性とグルタチオンの量を増加し、乳酸脱水素酵素の活性を減少して、保護効果を示した。ルチンはまた、ミエリン塩基性蛋白質・ERK1/2・リン酸化したERK1/2・Nrf2の発現を促進した。よって、ルチンの保護メカニズムはERK1/2経路の活性化と酸化ストレスの軽減に関連している。