ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンが活性化したNrf2は、マウスの角膜損傷と心損傷を軽減する

Rutin-Activated Nuclear Factor Erythroid 2-Related Factor 2 (Nrf2) Attenuates Corneal and Heart Damage in Mice

要旨:
Vitro: ウサギ由来角膜細胞をイソプロテレノールで刺激して、角膜損傷の細胞モデルとした。ルチンの投与は、一酸化窒素を減少し、ADH7およびALDH1A1の発現を上昇して、細胞の生存率を回復した。Vivo: イソプロテレノールで惹起した心筋梗塞のモデルマウスにルチンを投与すると、血中のMB型クレアチンキナーゼ・トロポニンIおよびT・乳酸脱水素酵素を大幅に減少した。ルチンは心組織の酸化ストレスを軽減したが、Nrf2の核移行を促進した。