ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

枯草菌CD-2を用いるケルセチンのイソケルシトリンへの効率的な変換と抗炎症作用

Efficient directional biosynthesis of isoquercitrin from quercetin by Bacillus subtilis CD-2 and its anti-inflammatory activity

要旨:
非水溶液条件下でケルセチンを枯草菌CD-2で処理すると、イソケルシトリンを単一生成物で得た。イソケルシトリンの構造はLC-MSおよびNMRスペクトルで確認した。得られたイソケルシトリンは、リポ多糖で刺激したマクロファージRAW264.7にて、一酸化窒素の放出を阻害し、TNF-α・IL-6・IL-1βの発現を下方調節して抗炎症作用を示した。