ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

グルココルチコイドが誘発した骨粗鬆症における、ミロバラン(Terminalia chebula)由来のケルセチンとルチンの骨保護効果

Investigating the osteoprotective effects of quercetin and rutin from Terminalia chebula in glucocorticoid-induced osteoporosis in vitro cell line and in vivo zebrafish model

要旨:
ネットワーク薬理学は、ミロバラン(Terminalia chebula、シクンシ科の落葉樹)中の骨粗鬆症の有効成分をルチンとケルセチンであると予測した。骨芽細胞様UMR-106にルチン・ケルセチン・両者の組合せを投与すると、同細胞の骨芽細胞への分化と石灰化を促進した。ゼブラフィッシュの稚魚にデキサメタゾンを投与して、骨粗鬆症のモデルとした。ルチンとケルセチンとの組合せの投与は、RANK/RANKL/OPG経路を調節して、ALP活性を向上しカルシウムの蓄積を増大した。