トウモロコシ茎由来のナノセルロースとリグニンで修飾した粒子で安定化したピッカリング乳濁液をキャリアに用いて、ケルセチンを持続放出する
Corn Stover-derived nanocellulose and lignin-modified particles: Pickering emulsion stabilizers and potential quercetin sustained-release carriers
- 出典:
- Food Chemistry
- 2025
- 465
- 142021
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2024.142021
- 要旨:
- トウモロコシの茎を原料に用いて、リグニンを含むセルロースナノ粒子を調製した。リグニンは疎水性を与え、得られたナノ粒子は優れた界面吸着性を示し、ピッカリング乳濁液の安定化剤として機能した。ケルセチンを封入すると、UV照射下におけるケルセチンの分解を抑制した。模擬消化液を用いる実験にて、生体アクセス率48.3%を達成した。