亜ヒ酸ナトリウムがラットに誘発した亜急性肝毒性における、ケルセチンナノカプセルの阻害活性
Inhibitory activity of nanoencapsulated quercetin against sodium arsenite-induced sub-acute liver toxicity in rats
- 出典:
- Journal of Drug Delivery and Therapeutics
- 2024
- 14 (11)
- 111-119
- DOI:
- 10.22270/jddt.v14i11.6835
- 要旨:
- 亜ヒ酸ナトリウムを皮下注射したラットは、肝組織にヒ素が蓄積し、活性酸素種と過酸化脂質が増大し、SOD・カタラーゼ・GPx・グルタチオンは減少した。また、血中のTGFβ1とMMP-13も上昇した。ケルセチンのナノカプセルの投与は、この様な異常を軽減して肝保護効果を示した。ケルセチンのナノカプセルは、フリーのケルセチンと比べて全ての評価項目で良好な結果を与えた。