ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはUSP22-Snail1シグナル伝達経路を阻害して、糖尿病に伴う尿細管間質の線維化を改善する

Quercetin prevents the USP22-Snail1 signaling pathway to ameliorate diabetic tubulointerstitial fibrosis

要旨:
USP22は腎組織の上皮間葉転換を活性化し、Snail1のユビキチン化を調節して、糖尿病に伴う尿細管間質の線維化を促進する。腎尿細管上皮細胞を高濃度グルコースで刺激して、糖尿病の合併症としての尿細管間質性腎炎の細胞モデルとした。ケルセチンは上皮間葉転換関連蛋白質の発現を抑制し、フィブロネクチンとコラーゲンIVの過剰発現を軽減して線維化を阻害した。ケルセチンはまた、高濃度グルコースが誘発したUSP22によるSnail1のユビキチン化を阻害した。