新規AKT阻害剤STL1は、慢性リンパ性白血病細胞株の細胞死を促進するケルセチンとの相乗作用を示す
STL1, a New AKT Inhibitor, Synergizes with Flavonoid Quercetin in Enhancing Cell Death in A Chronic Lymphocytic Leukemia Cell Line
- 出典:
- Molecules
- 2021
- 26
- 5810
- DOI:
- 10.3390/molecules26195810
- 要旨:
- 慢性リンパ性白血病患者から採取した細胞株HG-3に、ケルセチンもしくはSTL1を単独投与すると、AKTのリン酸化は阻害するが、生存率の減少には至らなかった。それどころか、HG3のオートファジーを活性化した。しかし、両者を共投与すると、HG3の成長を阻害し、アポトーシスを促進した。すなわち共投与により、オートファジーモードからアポトーシスモードへ切替が起った。