ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

2価銅と過酸化水素によるリノール酸の酸化における、α-トコフェロール・ケルセチン・イソラムネチンの抗酸化および酸化促進作用

Antioxidant/prooxidant effects of α-tocopherol, quercetin and isorhamnetin on linoleic acid peroxidation induced by Cu(II) and H2O2

著作名:
Temelkan Bakır
İnci Sönmezoğlu
Filiz İmer
Reşat Apak
出典:
International Journal of Food Sciences and Nutrition
2014
65
226-234
DOI:
10.3109/09637486.2013.845654
キーワード:
リノール酸
α-トコフェロール
ケルセチン
イソラムネチン
抗酸化作用
要旨:
37℃通気下における2価銅の存在下で、リノール酸の酸化を行った。第一生成物はオレフィンが酸化された過酸化物で、これが更に酸化されたアルデヒドやケトンが二次的な生成物であった。α-トコフェロールが共存するとリノール酸の酸化を促進したが、ケルセチンとイソラムネチンはα-トコフェロールによる酸化の促進を阻害した。2価銅と過酸化水素による酸化では、α-トコフェロール・ケルセチン・イソラムネチンの全てが反応の進行を阻害した。