免疫性骨髄不全において、PI3k/Akt経路を介したミトコンドリアの血小板アポトーシスは、ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体が阻害する
Quercetin-3-O-β-D-glucuronide inhibits mitochondria pathway-mediated platelet apoptosis via the phosphatidylinositol-3-kinase/AKT pathway in immunological bone marrow failure
- 出典:
- World Journal of Traditional Chinese Medicine
- 2022
- 8
- 115-122
- DOI:
- 10.4103/wjtcm.wjtcm_44_21
- 要旨:
- 免疫性骨髄不全において、ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体は血小板の数を増やし、Bax・Bad・Bid・カスパーゼ-9の発現を減少させ、ミトコンドリア経路を介したアポトーシスを阻害した。リン酸化したPI3KとAKTは、ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体によって大幅に増加し、PI3K/AKT経路が活性化した。PI3K阻害剤LY294002はケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体の作用を打消し、PI3K/AKT経路の活性化の妥当性を支持した。