ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

組織工学を用途とするケルセチンを含む電界紡糸二層PVA/コラーゲンナノファイバーの最適化と物性評価

Optimization and characterization of electrospun bilayered PVA/collagen nanofibers loaded with quercetin for tissue engineering applications

著作名:
Thiyaneshwar Ramamoorthy
Agnes Mary Soloman
Dinesh Annamalai
Arun Gopinath
Sridhar skylab
Balaraman Madhan
出典:
Journal of Bioactive and Compatible Polymers
2024
39
in press
DOI:
10.1177/0883911524130033
キーワード:
二層電界紡糸ナノファイバー
ケルセチン
徐放性
線維芽細胞
要旨:
皮膚組織工学および創傷治癒への応用を念頭に置き、ポリビニルアルコール・コラーゲン・キトサン・多糖類をケルセチンで架橋した二層電界紡糸ナノファイバーを開発した。ケルセチンを持続的に放出すべく、上層はポリビニルアルコール/キトサン/多糖類/ケルセチンで構成し、下層はポリビニルアルコール/キトサン/コラーゲンで構成した。電界放出走査電子顕微鏡による観察の結果、表面は多孔質形態を伴うランダムな配向を示し、断面画像にて二層の接合部を確認した。得られたナノファイバーを線維芽細胞に適用すると、生存率を向上し、増殖と接着の増加を認めた、