ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

軸索誘導因子を調節しRho/ROCK経路を阻害して、ケルセチンは糖尿病性末梢神経障害を軽減する

Quercetin Alleviates Diabetic Peripheral Neuropathy by Regulating Axon Guidance Factors and Inhibiting the Rho/ROCK Pathway in vivo and in vitro

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病性末梢神経障害のモデルラットにケルセチンを投与した。その結果、低下した末梢神経機能を有意に改善し、坐骨神経の病変を軽減した。ケルセチンは軸索誘導因子であるSlit-2およびNetrin-1の発現を上方調節し、一方で、坐骨神経におけるRho/ROCKシグナル伝達経路を阻害した。