ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒアルロン酸-ケルセチン複合体の固相合成: 持続可能なプロトコールにてケルセチンの生理活性を改善する

Solid state synthesis of hyaluronic acid-quercetin conjugate: sustainable protocol to improve the biological activity of quercetin

著作名:
Valentina Verdoliva
Giuliana Muzio
Riccardo Autelli
Stefania De Luca
出典:
Chemistry & Biodiversity
2024
21
e202402495
DOI:
10.1002/cbdv.202402495
キーワード:
固相合成
ヒアルロン酸-ケルセチン結合体
自己凝集ミセル
抗酸化作用
要旨:
持続可能な固相合成の手法により、ヒアルロン酸に疎水性のケルセチンを結合した。得られた結合体は自己凝集してミセルを形成したが、UVおよびFT-IRスペクトルにてケルセチンの構造を維持していることを確認した。結合体は抗酸化作用を示し、細胞毒性がなく、生体適合性を有していた。