マウスのニコチン摂取に伴う快感は、ケルセチンが打ち消す
The effects of quercetin on nicotine-induced reward effects in mice
- 著作名:
- Mahardian Rahmadi
- Dian Suasana
- Silvy Restuning Lailis
- Dinda Monika Nusantara Ratri
- Chrismawan Ardianto
- 出典:
- Journal of Basic and Clinical Physiology and Pharmacology
- 2021
- 32
- 327–333
- DOI:
- 10.1515/jbcpp-2020-0418
- 要旨:
- ニコチンもしくはニコチンを含む煙草抽出物を投与したマウスに、条件付け場所嗜好性試験(パブロフの犬を厳密な実験系に仕上げた評価法)を行うと、有意な依存性を示した。しかし、ケルセチンを共投与すると依存性を示さなくなった。この事実は、ニコチン摂取に伴う快感をケルセチンが打ち消したことを意味し、禁煙補助剤としての可能性を示唆した。