ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

低酸素誘発剤としての塩化コバルトの存在下における、ヒトテロメラーゼ逆転写不死化間葉系幹細胞へのケルセチンの影響

Investigating the effect of Quercetin in the presence of CoCl2 as an inducing hypoxia agent on the biological characteristics of human telomerase reverse transcription-immortalized adipose tissue-derived MSCs

著作名:
Maryam Aref
Sajjad Sisakhtnezhad
Hossein Fallahi
出典:
Ecotoxicology and Environmental Safety
2024
288
117389
DOI:
10.1016/j.ecoenv.2024.117389
キーワード:
ヒトテロメラーゼ逆転写不死化間葉系幹細胞
塩化コバルト
ケルセチン
要旨:
脂肪組織由来間葉系幹細胞(MSCs)にヒトテロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)の遺伝子を導入して、hTERT不死化細胞株(hTERT-MSCs)を作成した。ケルセチン・低酸素状態を誘発する塩化コバルト・両者の組合せが、hTERT-MSCsの挙動に及ぼす影響を調査した。塩化コバルトはHIF1aを上方調節したが、ケルセチンは下方調節した。両者の組合せはカスパーゼ-3とc-METを下方調節した。組合せが低濃度であればhTERT-MSCsの生存・増殖・遊走を抑制したが、高濃度では反対に促進した。