ケルセチンは、酸化ストレス環境下におけるラット胎児頭蓋冠細胞の骨芽細胞表現型の発達を部分的に維持する
Quercetin Partially Preserves Development of Osteoblast Phenotype in Fetal Rat Calvaria Cells in an Oxidative Stress Environment
- 出典:
- Journal of Cellular Physiology
- 2016
- 231
- 2779-2788
- DOI:
- 10.1002/jcp.25392
- 要旨:
- ラット胎児の頭蓋冠に由来する骨芽細胞を過酸化水素で刺激すると、ALP陽性と石灰化の割合が減少し、骨芽細胞の表現型遺伝子の発現が有意に低下した。しかし、予めケルセチン処置を行った骨芽細胞では、酸化ストレスによる悪影響を部分的に改善した。よって、ケルセチンは骨芽細胞の表現型の発達を部分的に維持した。