ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ネットワーク薬理学とin vitro実験が解明した、ウシウィルス性下痢に伴う粘膜疾患のケルセチンによる治療メカニズム

Exploring the mechanism of quercetin treatment of bovine viral diarrhea mucosal disease based on network pharmacology and in vitro validation

要旨:
各種データベースから取得した、ウシウィルス性下痢に伴う粘膜疾患(BVD-MD)とケルセチンに共通する遺伝子は22種であった。遺伝子オントロジーおよび京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)解析の結果、標的としてRasおよびMAPKシグナル伝達経路を特定し、コア蛋白質はSRC・NS5B・NOX4・XDHであった。分子ドッキングの結果、ケルセチンはこれらのコア蛋白質と高い親和性を示した。