ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

システマティックレビュー: ケルセチン – 健康に多くの利点があるがバイオアベイラビリティが低い、フラボノール類の二次代謝産物

A Systematic Review: Quercetin—Secondary Metabolite of the Flavonol Class, with Multiple Health Benefits and Low Bioavailability

要旨:
ケルセチンの健康上の利点・病気の予防・病気の治療に関する総説。計405件の論文を対象にした。構造によるフラボノイドの分類とケルセチンの位置付けを明確にした上で、一覧表にて起源植物・ケルセチン含量・抽出法・定量法をまとめ、ケルセチンの生合成経路と物性を論じる。次章ではナノ技術を中心に、ケルセチンのバイオアベイラビリティを向上する手段を述べる。ケルセチンの薬理に関しては、抗酸化および抗炎症作用・神経保護・骨粗鬆症・高血圧・肥満・癌および悪性腫瘍・抗菌活性・抗真菌作用・抗ウィルス作用に章分けして体系的に論じる。