Halocnemum strobilaceum由来の生理活性化合物の肺癌細胞株A549に対する細胞毒性
Toxicity of bioactive compounds from Halocnemum strobilaceum against A549 lung cancer cells
- 出典:
- Toxicon
- 2025
- 253
- 108186
- DOI:
- 10.1016/j.toxicon.2024.108186
- 要旨:
- Halocnemum strobilaceum (中東に自生するヒユ科の顕花植物)の粗抽出物は、ヒト由来肺癌細胞株A549に細胞毒性を示した。粗抽出物を石油エーテル・クロロホルム・メタノールで分画すると、石油エーテル画分の活性が最も高かった。石油エーテル画分をカラムクロマトグラフィーに付し、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)・ケルセチン-3-グルコシド・イソラムネチン-3-グルコシドを得た。100 μg/mLの濃度でA549に投与した時の阻害率はそれぞれ、0%, 78%, 69%であった。