ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはヘムオキシゲナーゼ1を介してミトコンドリアの酸化代謝を促進して、肥満が誘発した脂肪肝を軽減する

Quercetin reduces obesity-induced hepatosteatosis by enhancing mitochondrial oxidative metabolism via heme oxygenase-1

要旨:
高脂肪食で惹起した肥満マウスにケルセチンを投与すると、肝組織のミトコンドリア生成および酸化代謝に関連する遺伝子を上方調節し、Nrf2とHO-1が増大して、脂肪肝を改善した。HO-1阻害剤の存在下とNrf2の欠損下ではケルセチンの効果が打消され、Nrf2とHO-1との関与を示唆した。