AMPK/MAPK経路を媒介して、ケルセチンは慢性絞扼性神経損傷(CCI)モデルラットの神経障害性疼痛を緩和する
Quercetin Alleviates Neuropathic Pain in the Rat CCI Model by Mediating AMPK/MAPK Pathway
- 出典:
- Journal of Pain Research
- 2021
- 14
- 1289—1301
- DOI:
- 10.2147/JPR.S298727
- 要旨:
- ラットの坐骨神経を結紮して惹起した慢性絞扼性神経損傷(chronic constriction injury, CCI)モデルを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンを投与すると、機械的および熱的痛感閾値が上がり、神経障害性疼痛を改善した。坐骨神経と脊髄の炎症も緩和され、TNF-α・IL-6・IL-1βが減少した。CCIモデルの脊髄では、関連キナーゼ(MAPK・ERK・JNK)がリン酸化され活性化したが、ケルセチンの投与で、リン酸化の度合いが減少した。