ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

葉酸で修飾したカーボンナノチューブにて、クルクミンとケルセチンを病原細菌に効率的に送達する

Development of Folic Acid Functionalized Carbon Nanotubes for Efficient Delivery of Curcumin and Quercetin Against Pathogenic Bacteria

要旨:
カーボンナノチューブを酸化してカルボン酸を導入し、葉酸とアミド縮合した。クルクミンとケルセチンをそれぞれ、得られた葉酸結合体で封入して、ポリフェノール類を送達するキャリアーとした。クルクミンおよびケルセチン新規製剤はフリーの状態と比べて顕著に、黄色ブドウ球菌と大腸菌を殺菌した。また、マウス胎児由来NIH/3T3細胞にて、両新規製剤の生体適合性を確認した。