ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルシトリンを含む血中滞留形リポソームは骨粗鬆症後の骨量を改善し、酸化ストレスを軽減する

Isoquercitrin Loaded PEGylated Long Circulating Liposomes Improve Bone Mass and Reduce Oxidative Stress After Osteoporosis

要旨:
イソケルシトリンの水溶性の低さと体内消失の早さを解消すべく、血中滞留形リポソームへの封入を考案した。得られたリポソーム製剤の粒径は粒径は125.35±4.50 nmで、ゼータ電位は−28.64±0.71 mVであり、イソケルシトリンの封入効率は92.10±0.32%であった。ラットを用いる薬物動態試験にて、リポソーム製剤はイソケルシトリンのバイオアベイラビリティと体内滞留時間を向上した。卵巣摘出した骨粗鬆症のモデルラットにおいては、骨量の増大と酸化ストレスの軽減を認めた。