イソケルシトリンはナトリウム-グルコース共輸送体2の経路を阻害して、糖尿病性腎症を改善する
Isoquercitrin improves diabetes nephropathy by inhibiting the sodium-glucose co-transporter-2 pathway
- 出典:
- Biochemical and Biophysical Research Communications
- 2025
- 744
- 151142
- DOI:
- 10.1016/j.bbrc.2024.151142
- 要旨:
- Vivo: ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病性腎症のモデルマウスにイソケルシトリンを投与すると、空腹時血糖値を低減し、インスリン抵抗性を改善した。イソケルシトリンは、腎組織の損傷を改善し、ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)の発現を抑制した。Vitro: ヒト由来腎尿細管上皮細胞HK-2を高濃度グルコースで刺激して、糖尿病性腎症の細胞モデルとした。イソケルシトリンの投与は、mRNAと蛋白質の両方のレベルでSGLT2の発現を下方調節した。イソケルシトリンはまた、HK-2細胞へのグルコース取込みを阻害した。