ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンと間葉系幹細胞の代謝: 若年期と老化期との比較

Quercetin and Mesenchymal Stem Cell Metabolism: A Comparative Analysis of Young and Senescent States

要旨:
乳歯歯髄幹細胞((SHEDs、ヒト乳歯から採取した間葉系幹細胞)を用いて、若年期と老化期におけるケルセチンの影響を調査した。若いSHEDsにてケルセチンは、SHEDsの代謝とミトコンドリア呼吸を促進したが、高用量ではミトコンドリア活性が低下した。一方、老化したSHEDsにおいては、低濃度のケルセチンはミトコンドリア機能を促進したが、高用量では呼吸を阻害した。