ネットワーク薬理学と動物実験の統合による、ハス葉が肥満に対抗するメカニズムの検証
Integrating network pharmacology and animal experimental validation to investigate the mechanism of lotus leaf in obesity
- 出典:
- International Immunopharmacology
- 2025
- 145
- 113719
- DOI:
- 10.1016/j.intimp.2024.113719
- 要旨:
- ネットワーク薬理学の解析結果は、肥満におけるハス葉の標的蛋白質をFGF15とFXRと予測し、標的経路はAGE/RAGEシグナル伝達であった。分子ドッキングの結果、FGF15およびFXRと高い親和性を示したハス葉成分は、ケルセチン・ヌシフェリン・カテキン・ケンフェロール・イソラムネチンであった。高脂肪食で惹起した肥満ラットにハス葉抽出物を投与すると、体重を減少すると共に、蛋白質レベルでFGF15とFXRの発現を顕著に低下した。