ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットにおいてケルセチンは、スルファサラジンの経口薬物動態に影響を与える乳癌耐性蛋白質阻害物質として機能する

Quercetin Is a Flavonoid Breast Cancer Resistance Protein Inhibitor with an Impact on the Oral Pharmacokinetics of Sulfasalazine in Rats

要旨:
ケルセチンは、乳癌耐性蛋白質(BCRP)の阻害作用を有する。抗リウマチ薬スルファサラジンは典型的なBCRP基質であるが、ラットに予めケルセチンを投与すると非投与時と比べて経口吸収が向上した。ケルセチンがBCRPを阻害することで、スルファサラジンが血中にスムーズに移行した。