ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

3Dプリンター押出した脱細胞化細胞外マトリックス/ゼラチンメタクリロイル/アルギン酸ナトリウムから成る生体模倣腫瘍モデルと、ケルセチンナノ粒子とを組合わせて、悪性黒色腫を治療する

A quercetin nanoparticle combined with a 3D-printed decellularized extracellular matrix/ gelatin methacryloyl/sodium alginate biomimetic tumor model for the treatment of melanoma

著作名:
Huan Fang
Jie Xu
Hailin Ma
Zijiao Feng
Yuen Yee Cheng
Yi Nie
Yanchun Guan
Yaqian Liu
Kedong Song
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2025
288
138680
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2024.138680
キーワード:
ケルセチンナノ粒子
腫瘍微小環境
3D細胞培養
悪性黒色腫
要旨:
非イオン性界面活性剤Pluronic F127とケルセチンが自己組織化した新規ナノ粒子を設計し、水溶性の強化を確認した。生体内に近い腫瘍微小環境を構築すべく、3Dプリンティング技術を応用して、ゼラチンメタクリロイル/アルギン酸ナトリウムから成る足場に、脱細胞化細胞外マトリックスを組込んだ。3Dモデル内にてケルセチンナノ粒子は、14日以内に90%を超える悪性黒色腫細胞を殺傷した。