ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

結核菌のホスホリボシルピロリン酸合成酵素を標的とする結核治療薬として有望な植物化合物、ヘスペリジン・レバウジオシドA・ルチン

Phytocompounds hesperidin, rebaudioside A and rutin as drug leads for the treatment of tuberculosis targeting mycobacterial phosphoribosyl pyrophosphate synthetase

要旨:
ホスホリボシルピロリン酸合成酵素は、結核菌の細胞壁・核酸・アミノ酸の合成に関与しており、結核の治療標的として注目されている。植物の二次代謝産物から同酵素と親和性の高い化合物を分子ドッキングでスクリーニングした結果、ヘスペリジン・レバウジオシドA・ルチンがヒットした。実際に酵素阻害様式を測定した結果、レバウジオシドAとルチンは競合的阻害剤であり、ヘスペリジンは混合阻害プロファイルを示した。