ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

表面を葉酸で結合した固体脂質ナノ粒子にアトルバスタチンとケルセチンを共封入して、長期循環を実現する: ラットにおける薬物動態と体内分布

Folic acid-conjugated long circulating co-encapsulated atorvastatin and quercetin solid lipid nanoparticles: pharmacokinetics and biodistribution in rats

要旨:
固体脂質ナノ粒子の表面に、葉酸をアミド結合した。得られた葉酸結合体で、アトルバスタチンとケルセチンを共封入した。ナノ製剤をラットに投与する薬物動態試験にて、アトルバスタチンとケルセチンの消失半減期が大幅に延長して、6.4倍および5.7倍であった。また、ラットの各組織における両薬物の分布には影響がなく、循環時間のみを長くした。