ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

脊髄損傷における、脊髓康(Jisuikang)に含まれるケルセチンの機能とメカニズムのネットワーク薬理学解析

Pharmacological Network Analysis of the Functions and Mechanism of Quercetin From Jisuikang (JSK) in Spinal Cord Injury (SCI)

要旨:
脊髓康(Jisuikang)は中医学において、脊髄損傷の治療に用いられている。脊髓康の遺伝子情報に基づくネットワーク薬理学解析は、根底にケルセチンの抗炎症作用があると予測した。リポ多糖でミクログリアを刺激する脊髄損傷の細胞モデルにて、ケルセチンはiNOS・IL-1β・TNF-αを減少し、IL-10は増大した。ケルセチンはまた、リポ多糖によって過剰発現した炎症関連遺伝子IL1R1を部分的に軽減した。