ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

骨格筋の虚血再灌流傷害がラットに誘発した肺損傷における、ケルセチンの保護効果

Possible protective effect of quercetin on lung injury induced by skeletal muscle ischemia reperfusion (IR) injury of adult male albino rats: Histological and biochemical study

著作名:
Bassant T. Abd Elbaki
Hend Sameh
Manal R. Abd EL-Haleem
Alyaa A. Abd-Elsattar
出典:
Journal of Molecular Histology
2025
56
48
DOI:
10.1007/s10735-024-10303-4
キーワード:
虚血再灌流傷害
ラット
ケルセチン
肺保護
抗炎症作用
動物実験
要旨:
下肢部の虚血再灌流で最も損傷する繊細な組織は、肺であることが知られている。大腿動脈を2時間結紮して虚血状態にした後、24時間の再灌流を施したラットは、血中のIL-1β・IL-6・TNF-αが上昇し、肝組織ではSIRT1の発現が減少し、NF-κBの発現は上昇した。ケルセチンの投与は、これらの異常を改善し、肝損傷を軽減した。