ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

低用量のケルセチンを担持したペクチン/カゼインナノ粒子は、関節炎モデルラットの酸化ストレスを軽減する

Low dose of quercetin-loaded pectin/casein microparticles reduces the oxidative stress in arthritic rats

要旨:
高濃度のケルセチンは抗炎症作用が活性化する反面、ミトコンドリア毒性も示す。継続して低濃度のケルセチンを放出すべく、ケルセチンを担持したペクチン/カゼインからなるナノ粒子を設計し、関節炎のモデルラットに投与した。その結果、活性酸素に起因する、カルボニル化した蛋白質と過酸化脂質が減少して正常化した。ナノ粒子はまた、ミトコンドリア呼吸には影響を与えず、ミトコンドリア毒性がないことを示した。