ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンと従来の抗生物質との大腸菌に対する相乗効果と作用機序

Synergistic Effects and Mechanisms of Action of Rutin with Conventional Antibiotics Against Escherichia coli

要旨:
大腸菌10株に対するルチンの最小発育阻止濃度は0.125~1 mg/mLの範囲にあり、最小殺菌濃度は0.125~2 mg/mLであった。ルチンとアミカシンとを組合せた併用係数は0.185~0.5であり、相乗効果を認めた。組合せは大腸菌の細胞膜を破壊して、カリウムイオンと蛋白質の流出を促進した。