ケルセチンは肝組織における脂質代謝・酸化ストレス・炎症を調整して、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MAFLD)を軽減する
Quercetin alleviates metabolic-associated fatty liver disease by tuning hepatic lipid metabolism, oxidative stress and inflammation
- 出典:
- Animal Biotechnology
- 2025
- 36
- 2442351
- DOI:
- 10.1080/10495398.2024.2442351
- 要旨:
- 高脂肪食で惹起した代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MAFLD: metabolic dysfunction associated fatty liver disease)のモデルマウスにケルセチンを投与すると、体重と肝重量の異常増加を改善した。ケルセチンはLDLとHDLの不均衡を軽減し、血中の中性脂肪・AST・ALTを減少して。脂質代謝と肝機能の改善を示唆した。ケルセチンはまた、高脂肪食がもたらしたNrf2とHO-1の減少を回復して、肝組織のSODとGPX1の発現を上昇し、IκBαとNF-κBのリン酸化を阻害して、抗酸化作用と抗炎症作用を発揮した。