ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

鉄キレート機構を介してケルセチンとルチンは、抗菌活性およびバイオフィルム形成阻害の二重機能を発揮する

Quercetin and rutin as a dual approach to antibacterial and anti-biofilm activity via iron chelation mechanism

著作名:
Abd Alraouf Tarabishi
Jinan Mashhoud
Zaher Samman Tahan
出典:
Discover Food
2024
4
189
DOI:
10.1007/s44187-024-00265-7
キーワード:
ケルセチン
ルチン
抗菌活性
バイオフィルム
鉄キレーション
要旨:
ケルセチンはルチンと比べて顕著に高い抗菌活性を示し、しかもグラム陽性菌と陰性菌の両方に有効であった。一方、両フラボノイドはバイオフィルムの形成を効果的に阻害し、両者の活性に差はなかった。両フラボノイドはまた、強い鉄キレーション能力を示し、菌内の鉄の欠乏が、増殖とバイオフィルム形成に影響したことを示唆した。