慢性的なアルコールがラットに誘発した免疫毒性におけるルチンの保護効果は、脾組織の免疫抑制性インドールアミン 2, 3-ジオキシゲナーゼ・酸化還元不均衡・血液毒性の軽減とCD4+T 細胞の増強が媒介する
Attenuation of the Splenic Immunosuppressive Indoleamine 2, 3-Dioxygenase, Redox Imbalance, Hematotoxicity, and Enhanced CD4+T Cell Mediates the Protective Effect of Dietary Rutin Against Chronic Alcohol-Induced Immunotoxicity in Male Rats
- 出典:
- Alcoholism Treatment Quarterly
- 2025
- 43
- in press
- DOI:
- 10.1080/07347324.2024.2445314
- 要旨:
- エタノール5 g/kg/dayの投与を64日間継続したラットは、酸化還元の乱れ・血中キヌレニンの増大・脾組織のインドールアミン 2, 3-ジオキシゲナーゼの発現と活性の急増・血液成分の変化が顕著であった。しかし、ルチンの共投与はこの様な異常を改善して、保護効果を発揮した。ルチンはまた、白血球とCD4+T細胞の数を改善して、免疫関連の血液パラメータを維持した。