出生前のケルセチン投与は、メチマゾールが誘発した反射運動行動および酸化ストレスから子マウスを保護する
Prenatal Exposure to Quercetin Protects Against Methimazole-Induced Reflexive Motor Behavior and Oxidative Stress Markers in Mouse Offspring
- 出典:
- International Journal of Developmental Neuroscience
- 2025
- 85
- e10409
- DOI:
- 10.1002/jdn.10409
- 要旨:
- 妊娠中のマウスにメチマゾール(甲状腺機能亢進症の治療薬)を投与すると、生まれた子マウスに甲状腺機能低下症を誘発して、歩行能力・握力・後肢懸垂・前肢懸垂が低下した。しかし、ケルセチンを共投与したマウスから生まれた子マウスには、反射運動行動の低下に改善が見られた。ケルセチンはまた、子マウスの脳内のマロンジアルデヒドを低減し、SOD・カタラーゼ・GPxは増大した。